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2014/05/15 セルフメンテナンス

スポーツバイク取扱講座~ステム高さ調整編~

スポーツバイク取扱講座~ステム高さ調整編~

クイックリリースレバーの取り扱い

スポーツバイクには、ビギナーの方が最初はちょっと戸惑ってしまうけど、安全/快適に使用するために必ず覚えていただきたい取扱方法があります。このシリーズでは、「これだけは覚えよう!」という必須項目についてご紹介していきます。

今回は、「ステム」の高さの調節の方法(と、ガタが出ないようにする方法)をご紹介します。

「ステム」とは、ハンドルとフレームをつないでいる部分で、こちらの高さを調節することで、ハンドル全体の高さを上げたり・下げたりできます。

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スポーツバイクでは、現在広く「アヘッド」という仕組みが採用されており、KhodaaBloomのバイクのほとんどが同様ですので、アヘッドステムの調整方法についてご説明します。

用意するもの

  • アーレンキーセット

    6角レンチのこと。写真のようなセットをそろえましょう。自転車専門店で販売しています。

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手順01:「ヘッドキャップ」を緩める

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手順02:ステムのクランプ(固定している部分)を緩めます。ボルトが2つある場合は、交互に偏りなく緩めていきます

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手順03:「ヘッドキャップ」とスペーサー(間に入っている輪)を取ります。

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手順04:ステムを引き抜きます。

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手順05:「スペーサー」を下げる分だけ取る

※ハンドル位置を下げる場合。ハンドル位置を上げる場合はスペーサーを上げる分だけいれます。

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手順06:ステムを再度挿入し、取り外した分のスペーサーとヘッドキャップを入れます。

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手順07:ヘッドキャップを締めこみます。

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☆ここが重要なポイント!
多くの方が順番を間違えるポイントですが、まずヘッドキャップを締めこみます。ここを締めこむことによって全体に圧力がかかり、ガタつきがとれて締めこみが得られます。締め込み加減も注意です。

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☆ハンドルがきちんとタイヤとまっすぐにとりつけられているか確認!

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☆ハンドルを左右に切ってみて、スムーズに切れるか確認します!
ハンドルを左右に切ってみて、動きが渋くなければOKです。ヘッドキャップを締めこみ過ぎると、ハンドルのキレが悪くなります。以上のように、前ブレーキをかけて前後にゆすってガタが出ない⇒ハンドルを左右に切ってスムーズに切ることができるちょうどよい力加減まで締めこみます。

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手順08:ステムのクランプを締めこみます

注意点は、ボルトが2つある場合はそれぞれを均等に締めこむことです。片方をある程度締めたらもう片方をある程度締める、を繰り返します。片方ずつ一気に締めると、締めつけに偏りが出てしまいます。締めすぎてもいけませんが、きちんと締まったな、という感覚が得られたらOKです。

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スポーツバイクは自分の体格に合ったポジションに調整することが大事ですので、この作業は自分でできるようになりましょう。

また、この部分が緩んでガタが出ながら乗っている方、誤った順番で締めつけている方もいらっしゃいますので、今一度緩んでいないか、正しく締めつけられているかを確認しましょう。

ご自身で作業が難しいと感じたときはご購入店やKhodaaBloom取扱店にご相談ください。