ニュース

2019/09/01 セルフメンテナンス

バルブアダプターの使い方

バルブアダプターの使い方

バルブアダプターの使い方

スポーツサイクルを買ってみたけれど、専用のポンプを持っていないというみなさんのために、ご家庭にあるシティサイクル用空気ポンプでスポーツサイクルに空気を入れる方法をご紹介します。

190901_valve (7)

これが今回紹介する「仏式→英式変換アダプター」です。これを使ってシティサイクル用ポンプで空気を入れてみましょう。空気を入れる手順は基本的に専用ポンプの場合と同じです。

190901_ap (4)

バルブ先端のネジを反時計方向に回して緩めます。

190901_ap (9)

ネジの先端を指で押して「プシュッ」と一瞬空気を抜いたら、「仏式→英式変換アダプター」を時計方向に回してバルブの先端に真っすぐねじこみます。

190901_valve (4)

「仏式→英式変換アダプター」を取り付けた状態です。

190901_valve (6)

バルブと空気入れの口金が垂直になるように穴の位置を合わせて、シティサイクル用ポンプを取り付けます。

190901_valve (1)

この状態で空気を入れていきますがアダプターを利用する場合、専用ポンプと違ってバルブの密閉度が劣るのでポンピングをすると「シューシュー」と空気が漏れる音がする場合があります。これは異常ではなくて、アダプターの構造上起こり得ます。そのため、ある一定以上空気が入らなくなったり、空気を入れるのに時間がかかることがあります。使うポンプやタイヤ太さによって異なりますがタイヤ太さが700×28CのRAIL700の場合、完全に空気が抜けた状態から100~120回ポンピングすることで実用的な空気圧になりました。

190901_ap (8)

レバーを起こして固定します。スポーツバイクで快適に走るためには適正な空気圧を守ることがとても大事です。タイヤに書かれている指定空気圧を確認しましょう。

190901_ap (2)

少し見づらいですが、このタイヤの場合 MAX 8.3 BAR (120 PSI) と書いてあるのが確認できます。これは最大空気圧の指定なので数字通りきっちり入れると乗り心地が硬くなり、疲れやすくなってしまう場合があります。体重によって適正な空気圧は異なりますので、最大空気圧の70%~100%の範囲で調整してみましょう。

自転車は空気圧の調整ひとつで乗り心地が大きく変わります。空気圧を低めにすると路面からの衝撃を吸収しやすくなり乗り心地が良く感じられます。反対に空気圧を高めにすると接地面積が減ることで転がり抵抗が低くスピードを出しやすくなります。また、体重の軽い人は空気圧を低めに、体重の重い人は空気圧を高めに調節すると快適に感じやすくなります。

190901_ap (14)

空気を入れ終わったら「仏式→英式変換アダプター」をはずし、緩めていた先端のネジを時計方向に回して締めます。

190901_valve (2)

先端のネジを締め終わったら樹脂キャップと一緒にバルブに取り付けておきましょう。

190901_valve (3)

専用ポンプがなくてもシティサイクル用空気入れで空気を入れられるメリットと、十分な高圧まで入れるためには時間がかかるまたは目標の空気圧まで入らないというデメリットがあります。機能と特長を考慮して、スポーツサイクルを楽しみましょう。